2011年10月31日

プエルトリコ旅行0日目:アメリカ入国

会社の迷惑顧みず、毎年恒例行事にしている秋の海外旅行。
中南米に行きたいと思ったが、今回はパスポートの期限まで半年を切っているため、行ける国が非常に限られる。アルゼンチン、チリ、ウルグアイは可能なのだが、昨今航空運賃がえらく高いことと、遠方なので旅行期間も長くしないと…と思い、非常に行きたい国ではあるのだがこれは取りやめ。アメリカがパスポート期限ぎりぎりまでOKなので、折角無料のうちにESTAの取得もしてあることだし、プエルトリコに行ってみることにした。
航空券はデルタのロサンゼルス乗り継ぎのニューヨークまでの往復と、アメリカンのニューヨークサンフアン往復の組み合わせ。前者は格安航空券だが、後者は公式サイトに出ていた正規価格が格安だった。
因みにアメリカ本土の経由地をニューヨークにしたのは、旅行後半でボストンに行ってみたいと思ったからである。ニューヨーク縛りを設けなければもっと安くプエルトリコに行ける航空券があったかも知れない。
因みに、秋の旅行で成田を使うことになると思って京成株優を温存していたのだが、意外にも羽田発着便になったので、出発前に慌てて金券屋に行って売り飛ばした次第。

飛行機の出発は本日深夜、正確には日付が変わって11/1の0:30である。今日は通常通り出勤し、しかし退社は出来るだけ早くして家で最終準備を行い、22時に出発。
羽田まで一番安く行くなら京急だが、丁度今日から東京モノレールが往復800円という企画切符を売っている。これを使っても尚京急経由より片道10円高いのだが、この切符、今時珍しい常備券なのだ。これは買わない手はあるまい。
企画切符は本来窓口で買うべきもののようだが、この時間では窓口が閉まっているので改札で所望すると、電話で中の人を呼び出して持って来させた。因みに改札なんだからICカード処理機があるのでそれで払えないかと思ったが、現金のみと言われた。
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この切符、独自地紋ですよ。素晴らしい。
空港に着き搭乗券を受け取る。事前にインターネットでチェックインは済ませているが、搭乗券の自宅印刷か携帯受信のオプションを選択していないので空港で受け取る必要がある。これらのオプションはいずれもコストが掛かるために避けたものだ。そうすると結局自動チェックイン機を使うことになり、事前チェックインをしていないのと作業が変わらない気がする。挙句の果てに、まだ一度も出力していないにも拘らず「搭乗券を再印刷するか?」という質問が…。
出て来た搭乗券は薄っぺらい無地の感熱紙だった。なんと味気ない…。
空港内は無線LANが使えるので、これを使ってNYからサンフアンまでのAA便のチェックインを済ませる。自宅出発時点ではまだ便出発の24時間前になっていなかったので、こうする必要があったのだ。尤も、わざわざオンラインチェックインを済ませておく価値がどれだけあるのかは疑問だが…。
搭乗は意外にもランプバス。アメリカの大手だから優遇するものだと思ったが。ゲートでは、バスの社番を示され、「○番のバスに乗って下さい」と言われる。確かにナンバープレートよりは大きく書いてあるが、社番が一般人向けに活用されている場面に初めて出会った。
バスの案内放送は「搭乗機までご案内します」程度の無意味なことしか言わないが、それでも国際線なのに日本語だけなのはどうかと思う。
機内食はこの距離なので2食出るが、そういう場合まずメインが出て、2食目が軽食程度のものというのが鉄則だと思っていた。ところがこの便では最初が軽食だった。
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左が1食目、右が2食目。
配られたメニューには、1食目と2食目の間に「Mid-flight Snack」と書かれていて、これは何なのかと思ったが、結局そんなものは登場しなかった。注文するとカップ麺でも出て来るのだろうか?
東京を深夜に出るとLAに着くのは夕刻。まだ明るいうちにサンフランシスコ上空を通過したが、残念ながら市街地が見えるのは反対側の席だった。

日本を発った時点で一旦11/1になっているが、アメリカで日付が戻るので引き続き10/31付けで文章を進める。

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LAのダウンタウンが見えて参りました。子供の頃よく来た街なので、懐かしい光景だ。

LAへはいつも非アメリカの航空会社利用なので、余所者集積の国際線ターミナルであるトムブラッドレーターミナルしか使ったことが無かった。加えてアジアからの到着が集中する時間帯(午前10時頃)にばかり到着するため、入国審査がえらく混雑し、しかも職員の態度がふざけていて12時になると行列を放置して全員休憩に入ってしまうため、入国まで数時間待たされるのが常だった。
そんな嫌な思い出のあるLAXだが、今回はデルタなのでデルタ専用ターミナルであるターミナル5に到着、そのターミナルにある審査場での入国となる。
国際線の到着便は今乗ってきた便の他に無いので審査場は空いているが、更に厳しくなった審査のお陰で流れが悪い。しかも、日本人客の比率が圧倒的であるにも拘らず審査官の配置を自国民用と外国人用に同数としているため、不公平感は凄まじい。尤も、アメリカ人が全て入国し終わるとそちらの審査官は遊ぶわけではなく、乗継便の時刻が迫っている順に外国人客をそちらに誘導して優先的に審査するという配慮はあった。
行列では日本人(日本語の若干の怪しさからすると日系人かも)職員が巡回し、入国書類の不備が無いかをチェックして助言していた。耳を欹てていると宿泊先住所の都市欄にDowntownと書いた人がいるらしく注意されていた。「ダウンタウンという都市は無い。ダウンタウンというのは下町という意味」と説明していたが、それも違うと思う…。
ここで知った事実。ESTA登録者は入国カード不要ということ。機内でもそんな話はなかったので自分含め殆どの人が無駄に記入して、この場で「なんだ、要らないのか」となっていた。渡航者に手間と金を掛けさせる極悪システムの、渡航者にとっての唯一のメリットと言えそうだ(であればきちんと告知して欲しいが)。つまり、ESTAがあれば記入するのは税関申告書だけで良い。
入国して、乗り継ぎ便の状況を確認しようと出発案内を見るが、どういうわけか乗るべき便が見当たらない。仮に欠航だったとしても、それならそうと書いてある筈で、何も無いというのはおかしい。しょうがないので自動チェックイン機で今一度チェックイン手続きをすることで状況を確認することにした。定刻通りであることを確認し、今度こそ搭乗券を「再」印刷。羽田でこれから乗る分も含めて発券されていたが、その時点ではここでの搭乗ゲートが表示されていなかったので、ここでの再印刷は無駄な行為ではない。
それにしても、何故出発案内に何も出ていなかったのだろう…。

出発まで2時間以上あって暇なので、夜だがバスターミナルにでも行ってバスでも見て過ごすことにした。
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外に出てLAXshuttle(無料巡回バス)を待つと、まず来たのが駐車場ロットC行き、続いてグリーンラインのアビエーション駅行き。バスターミナル行きを待つのはやめてグリーンライン駅に行くことにした。尚、後で調べてみるとシティバスターミナル行きは消滅しており、隣接するロットC行きのバスがその役割を兼ねているようだ。
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LAメトロは改札が無いので、ホームに上がって列車の写真でも撮ろうかと思ったのだが、無賃乗車の横行に業を煮やした当局によって自動改札が設置されてしまっていた。尤も、見ていると皆切符を出さずにそのまま進入しているので、まだ検札機能はオフにしているようだ。
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一方バスターミナルはバス路線集積が進んでいるようで、以前より賑やかになっていた。更に、サンタモニカ市営のビッグブルーバス、カルバーシティバス共に快速系統と専用塗装が登場しており、賑やかになった。とは言うものの、夜ではろくな写真が撮れないが。
暫くぶらぶらした後、LAXshuttleに乗って空港に戻る。
アメリカの空港の保安検査はやっぱり鬱陶しい。靴は脱がされるし、ベルトも問答無用で外すことを強要される(折角バックルの金属部が少ないベルトにして、保安検査で外さなくてもいいようにして来たのだが)。そして屈辱の全裸スキャナ。勿論検査官も客を扱う態度とは言えないし、気分がいいものではない。
そして搭乗であるが、定刻の40分以上前に搭乗を開始し、30分前にはほぼ全員ゲートを通ってしまう。ところが、ゲートを通った後実際に機内に入るまでが行列で、結局全員が着席する頃には出発時刻になっている。
アメリカの航空会社は例のテロで収益が悪化したことへの対策として、預入手荷物を有料にした。その結果多くの客が多くの荷物を預けずに機内に持ち込もうとした。しかしながら機内の収納スペースは限られているため、遅く行ったのではスペースが残っていない恐れがある。このため皆我先に搭乗しようとするようになった。すると、これをまた収益源と考えた航空会社は、優先搭乗権を売りに出すという阿漕な商売を始めた。
このようなことから、日本のように後ろから順に乗せるということをしないので、最初に乗った客が一番前の席で荷物を入れていて後の客が全然入れないというようなことが起こる。このため搭乗にえらく時間が掛かるのである。
海外から遊びに来た者としても迷惑な状態だが、一番の被害者はこのような状態になった飛行機を日常的に利用せねばならない米国民であろう。その意味で、米国民に末永く続く不便を囲わせることに成功したわけだから、ビンラディンは勝者なのかも知れない。
アメリカの国内線は同様に機内食も収益源にしたことで有名だが、ノンアルコールの飲み物は引き続き無料で種類も豊富。考えてみれば日本の国内線はとっくに機内食を廃止しているのだから、国内線と言いながら時間が掛かるだけで日本と変わることは無いわけだ。
健康志向の今時の日本ではあまりお目に掛かれなくなった塩味のトマトジュースを飲む。美味しいんだ、これが。
暇なのでパーソナルモニタのゲームで遊んでみるが、国際線と違い多くのゲームが有料で、クレジットカードを通すことを要求される。世知辛いな…。そんな中で無料なのがクイズだったので挑戦。英語力の問題以上にアメリカ人としての常識が問われるので、部外者にはさっぱり分からん。そんな中で、「1901年1月1日に始まったものは何か」という問題があって、選択肢を見たら「20世紀」というのがあって吹いたwww そしてそれが正解だった。
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