2011年07月14日

台湾旅行2日目:集集線乗り鉄

バスの前方にはLED表示器が付いている。これを使って次の停留所の案内をするのだが、それに加えて「○番座席の人は降りろ」という案内まで流れる。なんと親切なんだ。尤も、肝心のその表示が一部の停留所で機能してなかったような気がするが…。

台南なんてそう遠くはないので、4時過ぎに着いてしまった。眠いし暇だ。
うろついてみるが駅はまだ開いてないし、営業しているのもバスの待合所とコンビニだけ。結局1時間くらいバス待合所で居眠り。ここはこれから乗る客のための施設だから、煙たがられたかも知れないが…。

本日の取り敢えずの目的は、最近災害不通から復旧した集集線乗車。復旧記念で無料になっているのだ。勿論、そこまでの交通費の方が高くつくという本末転倒な状態だが、こじ付けでも何か動機付けをしないと一生行かずに終わってしまいそうだし、宿代浮かすために夜行バスに乗ると嫌でも遠くに行ってしまうし。まぁ、夜行バスと雖も距離が短くてすぐ着いてしまうから、睡眠時間を確保するために往復乗るという手もあるが…。
集集線に乗るには台南でも南過ぎるのだが、夜行バスでここまで来たのもそのため。これより北の都市では台北から近過ぎて夜行バスは走っていない。
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5時半頃に駅に行くと流石に開いていたので、洗面所で洗面やら歯磨きやら。洗面所はトイレと違ってオープンなのだが、夜中はご丁寧に水道を止めて使えないようにしていたのだった。
自動券売機では近距離切符を売っているが、集集線の分岐駅二水は遠過ぎて売ってないので、窓口で購入。台北から乗ってきたバスの1/3の距離なのに161元。高い…。まぁバスが安過ぎるのだが。
台湾の古都である台南にはるばる来ておきながら全く観光しないばかりでなく、乗り鉄観点からも高鐵台南駅までの接続路線である沙崙線を乗り潰しておかないことは後々禍根を残しそうではあるが、これはこれでまたいつか、じっくり台南観光をする時にしよう。

行き当たりばったり旅行と言ったが、最低限の時刻表調査は行っている。ここ台南から二水まで始発で行くとどうなるかという点も調査項目の1つ。台南5:47→斗六7:25/7:28→二水7:45という乗継だ。
ところが、台鐵御自慢の遅れを正確に表示する案内板にて「遅れ4分」と。早速か…。
台鐵の鈍行である「區間車」は、台北近郊を走っている新車以外ほぼ全てロングシートで実に味気ない。

鈍行列車に乗ってのんびり車窓を眺めるのは勿論悪くはないのだが、特に書くような話も無い。

列車は遅れを引き摺ったまま斗六に到着。しかし接続する筈の列車はこちらをほんの1分も待たずに発車してしまっていた。平気で遅れる癖にこういうところの配慮は無いのか…。お陰で40分待ちであるorz 多分制度上途中下車も出来ないので何も無い改札内でうろうろしているしかない…。
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待っている途中で自強號が来たので、珍しい列車ではないが暇だから撮影でもするかと反対側ホームへ行き撮影。すると、ホームにいた人に「新竹に行く列車はどれだ」と訊かれた。ぉぃぉぃ、わざわざ外国人に訊くなよ…。その人の切符を見ると今正に向かいのホームで停車している自強號ではないか。「あれだ」と言うと大急ぎで飛んで行った。間に合うかどうかこっちまでハラハラしてしまった。

やっとやって来た次の區間車で二水に移動。

二水で集集線の時刻表を見ると、次は1時間以上後。たった1分のマイナス接続のお陰で斗六で40分、こちらで70分のロスだ。全く酷いものだ。
集集線は無料運行中だが、単に改札を開放しているわけではなく、事前に窓口で乗車票を受け取らねばならない。これがここ二水だけでなく遠くは台中等でも配布しており、しかも1列車あたり400枚と発行枚数の上限が定められている。充分な枚数に見えるものの、上限がわざわざ設定されていると、それに抵触する恐れがあるのかと思ってしまい、実際に受け取るまでは緊張する。
窓口で乗車票を所望すると、予め印刷されて綴ってある立派な乗車票に列車番号の判子が押されて渡された。…これで本当に複数駅での発行枚数を管理しているんだろうか?

1時間以上待たされるというのは物凄いロスではあるが、朝食に丁度いい時間が出来たとも言える。駅前で食事場所を探しつつ散策。
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二水は人口約1万6千人の郷(市鎮郷の順なので日本で言えば村に近いが、日本の村より人口が多い所も多い)で、日本であれば郊外のショッピングセンターに客を取られて駅前はゴーストタウンになっていそうなものだが、こちらは活気に満ちている。日本ほど自家用車が普及していないためだろうか。

スーパーマーケットがあったのでちょっと覗いてみるが、まだ旅行の半分も終わっていないうちにお土産を買うと重くてしょうがないので、あまり真面目には物色せず。
入口にチラシが置いてあったので、こちらの販促戦略は如何なものかと調べるために1枚頂戴する。うーん、日本に比べると地味なチラシだな。全国的にこうなのか、それとも田舎だからなのか…。
日本に比べて劇的に安いものもあるが、中には高いものもあり油断はならないようだ。

食堂を物色したが、結局「冷氣開放(冷房中)」の文字に惹かれて駅前の自助餐へ。
自助餐とはカフェテリア方式で、大皿若しくはお盆に載せた複数枚の皿に自分で料理を盛り付けて最後に会計をする方式。なのだが、どの料理が幾らなのか、はたまた大皿1皿で一律の金額なのか、何も書いておらずシステムが分かり辛いのが難点。そこで、入店して「この店のシステムはどうなっているのか」と訊いてみようとしたのだが…、言葉が上手く出て来ず、伝わらないorz
しかし、見回してみるとショーケースに料理が全然準備されておらず、今すぐ食べさせてくれそうな雰囲気には見えない。これは頑張って訊いてみるまでも無いか…と思い、逃亡。

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結局、別の屋台でこんな麺を食べました。20元。

駅に行くと…
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げげっ、幼稚園の遠足ですか…。こりゃ車内が阿鼻叫喚になりそうだ…
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二水は大きな駅ではないので、集集線の列車はより北方の彰化なり台中から直通するものが殆どだ。これから乗ろうとする列車も台中始発で、既にかなりの立席も出る混雑振りである。平日だというのに…。
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通票閉塞のようです。
台鐵のディーゼルカーは半室運転台なので客室や座席が最前部まで到達しており、かぶりつきには最高である。しかし、若干ややこしい構造になっていて、最前部扉のすぐ前側の扉位置から見て右側にトイレがあり、その更に前方左側に運転台がある。通路自体はほぼ真っ直ぐではあるが、客室がクランク状になっている。
かぶりつきには最高と言っても混んでいるため、座席は勿論のこと立席ですら最前部を確保することは出来なかったが。
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観光路線であることを意識してか、線路脇は綺麗に整備してある。

濁水で行き違い。停車時間もあったし通票交換の場面でも見てみたかったが、混んでいてとても車外に出られる状態ではなかった…。
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濁水を出ると、右手に廃線跡のようなものが見える。これは何なんだろうか。
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濁水と龍泉の間は、並木を隔てて道路が並行している、集集線の写真としてよく見るシーン。
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龍泉の手前で線路が左に分岐。貨物線だろうか。踏切部分は分岐線の更に左側にも何条かのレールが…。
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集集駅は開業当時からではないものの、かなり古い駅舎が今に至るまで使われている。そして駅周辺は散策スポットということになっているようだが、途中下車すると1時間消費することになる。するとしても復路だが、どうしようかなぁ。
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水里。日月潭へはここでバスに乗り換え。
以前の旅行で、日月潭からバスでここまで来て、集集線に乗り換えようと思ったのだが、バスが遅れて乗れなかったことがあった。今回は8年越しのリベンジということになる。尤も、その際の乗継が成功していたとしても、ここから終点までの1駅を残すことになって後味が悪かった筈だが。

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そして終点の車埕。
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さっさと折り返そうかと思ったが、それなりに散策するところがありそうなので、1本落とすことにする。しかし凄い人の数だ…。
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元々集集線は駅の先に見える明潭ダムや発電所建設のための資材運搬のために建設され、その後はサトウキビ列車となり、その後には林鉄の役割を担うという、時代によって役割が変遷してきた鉄道だ。現在の車埕は貨物輸送として最後の役割であった木材運搬関連、つまり製材所が復元展示されている。
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また、広大な構内には使われなくなった機関車や貨車が無造作に展示(放置?)されている。

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竹馬の変種がありました。
日本の竹馬すら乗れないので、全然立てなかった…。
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いや、乗り方のコツを書いて頂いてもね…言われたとおりに体が動けば苦労しませんよorz

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その先は製材所の復元展示館である。

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貯木池から製材所まで材木を運ぶ鉄道の復元。あくまでレールだけで車両は存在しないが。軌間何mmだろうか。
踏切まである。短距離ながら割と本格的な鉄道だったようだ。

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貯木池と、その向こうに見えるダム。
ダムの上まで行けば眺めが良さそうだが、残念ながら登れないようだった。
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ダム拡大。ロックフィルダムです。

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何故か台北市ナンバーのパトカー。
ところで、台湾のナンバープレートは、地名が直轄市・離島県・「台湾省」という区分しかなく、大部分が台湾省ナンバーだった。ところが昨年、直轄市が2つから5つに増えた。これでナンバープレートの地名が増えたのか?と期待していたのだが、それより前に地名自体を表記しなくなり、新しいナンバープレートはのっぺらぼうになっていたのだった…。
元々英数字だけで一意に決まる番号体系で、地名はただのおまけ。そこへ、「台北市」ナンバーはブランド物ということで盗難が相次ぎ、地名表記の廃止に繋がったらしい。
しかし、この桁数じゃすぐに足りなくなりそうだ。日本と違ってナンバープレートは使い回すのだろうか。香港などは人気番号を高値で売るのが有名だから、逆に言うと使い回しているということだが。

土産物屋さんのとある商品。
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片仮名の「ケ」に見えるんだが…?

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こちらは観光地化されていない昔からの集落。食堂ならこちらにもある。

登り切ったところには三元宮。
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野外コンサート場みたいな外見だが、きちんとした寺院だ。台湾の寺院は歴史的建造物は少ないものの、どこも仏像が綺麗に祀られているしオープンであり、日本より信仰が生きている感じがする。

ダムの真下に行っても登ることは出来なかったが、こちらからダム天端方面への遊歩道があった。

途中から駅周辺一帯を見下ろすことが出来る。
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これで列車が来ていれば風景として完璧なんだが、そんなことをしたら更に1時間待ちになってしまう…。
いや、写真撮ってから頑張って駆け下りれば間に合うかも知れないけどね、無駄に汗かきたくないし…。

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そしてダムに着いたが、入れない様子。日本とは事情が違うようだ。
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しょうがないのでダム湖だけ撮影。

これで散策を終え、駅に戻って乗車。帰りは座席を確保。
こちらで散策の時間を使ったことと、折角確保した座席が惜しいこともあり、集集での途中下車はしないことに。
この後どうするかろくに考えていなかったが、鹿港に行ってみようと思いついた。鹿港へは彰化からバスとガイドブックにあるので、それに従うことにする。少し南の員林からでもバスがありそうな気がするが、員林は曲がりなりにも降り立ったことがある町なので、散策も兼ねて彰化に行ってみよう。
列車は無料の集集線から有料の西部幹線に乗り入れて台中まで行く。そうすると西部幹線内で降りる場合は下車駅で集集線の乗車票を見せて精算かな…と思っていると、西部幹線に入ってから車掌が回って来たので車内精算。こうなると目的地を発音しないといけないので通じるかちょっと冷や汗。見た目は日本のハンディターミナルと同様の機械から同様のレシートっぽい車補が発行されたが、印字面は無地で裏に地紋が入るという変わった仕様。地紋って印字内容改竄防止のためにあるんじゃないのか?

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彰化の駅名標。海線と山線の分岐駅なのでこのような体裁。
また、黄緑帯が入るデザインもあまり見ないものだが、試行品なのか、それとも極遅いペースでこれに置換されている最中なのか。
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ガイドブックでは軒並み無視されている彰化だが、鉄道が通るまでは台中は大した町ではなく、彰化が中部の中心都市だったらしい。そうした嘗ては重要な位置を占めた歴史を反映してか、手持ちの道路地図にも寺院がちらほら描かれている。適当にぶらついて幾つか寺院を拝観してから鹿港に行こう。

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定光古仏廟。国家三級古蹟とあるが、三級とはどの程度の格なのだろうか?
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御本尊。台湾はこのように仏像の前に透明アクリル板置いて遮蔽し、しかしながら御尊顔の部分だけは丸く刳り抜いている場合が多い。
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彰化市公所(市役所)。だから何だって言われると困るけど…。

無計画に散策しているものの、地図に一番大きく書いてある孔子廟は見ておきたい…と思い、地図を広げて場所を探す。よりによってそんなことをしていたのが警察署の前だったので、警官から「どこへ行くんだ」と声を掛けられて教えて貰うことに。

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孔子廟へ行く途中の元清観。
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建築の装飾が極彩色で且つ細かく造り込まれているのも台湾の寺院の特徴。
…なんて偉そうなことを言ってみたけど、前回来た時に折角台湾建築史の本を買ったのに未だに読んでないことを思い出した(死)

孔子廟に入る前に、喉が渇いて死にそう(水はあるのだが、水ばかりひたすら飲んでいても一向に渇きが治まらない…)なので、またカキ氷を探す。
で、メニューにマンゴー氷と書いてある店があったので注文してみると、マンゴーの実を刻んだものと普通の氷をミキサーに入れてシャーベット状にしたものが出て来た。カキ氷とは明らかに違うが、シャーベットでもない…。これはどう呼ぶべきものなんだ。
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ファストフードの飲み物のような紙コップに入れて出て来たが、渡される前に御丁寧にコップの口を機械で封印。持ち帰るなんて一言も言ってないんだけど…。そしてこの封印が実に開け辛かったorz
でも、ものは美味しかった。

そして孔子廟。
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祀られているのは仏像ではなく位牌。博物館に行っても書はスルーしてしまう駄目人間なので、これも同じく面白くない…。建築を見なければ。
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開化寺。一番奥の屋根に聳える仏像が印象的。
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トイレの絵まで凝っている。

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開化寺の近くには小振りのロータリーがある。たかが三叉路を何故わざわざロータリーにしたのだろうか。
そして駅前に戻り、バスターミナルからバスで鹿港へ…行く前に、お昼をとっくに過ぎているので一応昼食。
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大体どこの食堂にもある最安価メニュー、魯肉飯。大きさも普通の茶碗だから、全く腹の足しになる感じではない。
何故これっぽっちにしたかというと、喉が渇いて気分は引き続きカキ氷モードだったため…。

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バスターミナルには自動券売機が置かれていた。何となく台鐵のに似てるんですが…中古だろうか?
単純に鹿港の切符を買いたいのだが、経由別にボタンが分かれている。一番頻繁にやって来る系統はどれだ…と探し回ると、結局何も考えずに経由地の書いてない「鹿港」のボタンを押すべきなのだった。
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出て来た切符は先ほどの台鐵の車補と同様レシートっぽいぺらぺらのもので、地紋が裏。「左上をちぎれ」と書いてあるが、乗る前にちぎったら無効になりそうだし、乗ったら切符丸ごと回収されちゃったし、意味が分からない。
バスを待っていると突然豪雨になった。今日もそういう天気かよ…。

雨のバス車内からではろくな写真が取れないこともあり、うとうとしてしまう。

終点まで行けばいいのかなと思っていると、突然車窓に「鹿港車站」の看板が現れた。その昔サトウキビ鉄道(台灣糖業鐵路)が走っていた頃の駅舎が保存されているのだ。あれ、ここで降りるべきだったのか?
慌ててガイドブックを開いて現在地を同定するも、どこまで行けば最適なのかなかなか判断が出来ず、バスターミナル手前の市街地の真ん中あたりで下車。
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ガイドブックによると、散策すべき市街地は南北に細長い。そして、帰りに乗るべきバスの情報の得易さを考えると、またここまで戻ってくる必要がある。となると、ここで下車したのは歩行距離を無駄に延ばすことになるが、仕方ない。

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まずは南半分から散策しよう。案内に書いてある九曲巷とはこれかな?

引き続き雨が降っているので鬱陶しいが、それ以上に舗装のレンガの表面がツルツルで実に滑り易く危ない。まぁ、自分の靴もボロボロで裏が研磨されているせいもあるが…。
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路地にせり出すように寺院があるのが面白い。
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鳳山寺。本堂の真ん前を道路が横切るが、その後ろにはきちんと参道がある。
説明看板があり、建築様式について書かれていたが、用語が理解出来ないorz やっぱり前回買った建築書を読んで勉強しないと…。

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龍山寺。こちらは境内が広い。
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中では団体さんがガイドの説明を受けながら見学していたので、コバンザメになって知見を得る機会だが…中国語の聞き取り能力が圧倒的に不足…orz
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境内には樹齢約210年という榕樹(ガジュマル)が左右1対になって植えられている。

寺を出たところでカキ氷屋を見つけたのでまた食べる。
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今度は正真正銘のマンゴーカキ氷。美味しかった。

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足を滑らせながら文武廟などを見学。

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そして、バスを降り損ねた鹿港車站に戻ってきた。何故ドラえもんなのか謎だが。
広い構内は(恐らく)そのまま駐車場に化けている。また、Google Mapで見てみたら彰化までの廃線跡はほぼ全て道路になっていた。
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駅舎裏には機関車が保存されている。
因みにこの駅とここから延びる線路は、ここから彰化を経由して線西までの「線西-彰化-鹿港線」の駅であり、ここから員林までを結ぶ「鹿港線」の駅は別にあったような雰囲気だが、ざっと調べてみてもよく分からず。
駅舎内に入るとそこは観光案内所になっており、立派な観光案内を頂戴した。やはり散策はここを起点にするべきだったようだ。

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辜顯榮邸を利用したという鹿港歴史民族博物館。閉館時刻の17時を過ぎてしまったので見学出来なかったが、あまり見物項目を増やすと疲れてしまうので有料であることもありここはどうしようか迷っていたところ、悩む必要がなくなったので却って良かった。
とは言うものの、なかなか立派なお屋敷。展示物よりも邸宅拝見のつもりで見学してみたくなってしまった。

バスを降りた辺りに戻り、今度は北半分の散策。
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北側の西側、つまり民權路以北且つ中山路以西のエリアは「古街保存區」と地図に書いてあり、実際に町並みも古いまま保たれている。

観光案内図を見ると沖縄名物石敢當があるらしいのだが、発見出来ずorz
そもそも沖縄名物というのは日本人故の感覚で、発祥は中国なのだから、台湾に存在する方が本家に近いことになる。そうであればいちいち存在に言及するのも馬鹿らしくなるくらいに点在していて良さそうなものだが、観光案内図にわざわざ書いてあるということはそれなりに稀少な物件ということなのだろう。
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…と言いながら、案内図と全く別の場所で石敢當を発見。これは大きさこそ大きいが、意匠は沖縄でよく見かけるオーソドックスなものだ。ということは、案内図にあった物件は名所になるくらい洒落ていたのだろうか。見落としたのが悔やまれる。

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南靖宮。

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新祖宮。門の上の龍の髭の造形が見事。

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北側随一の寺院である天后宮。いちいち言うのも馬鹿らしいが、巨大なLED表示器が日本人の目に俗っぽい印象を与える。
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内部も複雑に入り組んでいてその辺の寺院とは別格の見応えなので、写真を何点か並べておきます。

大体見終わり、日もそろそろ落ちる頃なので、鹿港を離脱するバスを探す。
今夜は台北に戻って泊まる予定だが、台北直行のバスは350元、台中行きは94元。台中台北間はダンピング合戦でかなり安くなっている筈だから、200元くらいで行けるだろう。と考えて台中行きに乗ることにする。台中行きは中鹿客運と彰化客運が運行しているが、後者は彰化経由で時間が掛かりそうな上に1元高い。一方前者は和欣客運との連名なので、ひょっとしたら豪華バスに乗れるのではないか?と期待して切符を購入。
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ところが、やって来たのはまさかのマイクロバスだった…。
後で調べてみると、中鹿客運というのはこの路線専門の会社で、保有車両もマイクロバスだけ。日本語のマニアサイトでも充分調べられるくらいの「常識」だったことに愕然としてしまう。
来たバスはマニア席たる助手席に客が乗っていたので、そこに乗ろうとしたら怒られた。助手席は満席の際の最後の席ということのようだ。残念。
マニア席を狙おうとはしたものの、そもそも日が暮れる時間帯で景色はろくなものではないし、眠いので殆ど寝てしまった。
このバスの終点は台中後火車站(台中駅裏口)だが、前回別の高速バスでここで降りた際に表に回るのにえらく遠回りさせられた気がするので、駅の表側附近でどこか停まらないかと思っていると、終点1つ手前の第一廣場が殆ど駅前だったのでここで下車。

確か台中はICカードを持っていると市内バスが無料になるキャンペーンをやっていた筈だが、いまいち確証が持てないので駅前のバスターミナルまで行って掲示を探す。
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あったあった。記憶違いではなかったようだ。
台中では目下捷運の整備が進められているが、現状では公共交通機関の利用率が著しく低いため、まずはバス利用を促進して公共交通機関を使う習慣を定着させてから捷運開業に繋げたいという思惑らしい。
キャンペーンの名称「愛上巴士(バスに乗るのが好き)」は「i384」との語呂合わせで、まさか語呂が合うように数字を後付けで設定したわけではあるまいが、iはICカード、3は路線番号が300以下(番号が大きいほど郊外路線→長距離路線となるので、市内路線に限定する意味)、8は乗車距離8km以内、4は現在台湾で使われている交通ICカード4種類(なんとETCカードが含まれる)という意味で、この条件を満たすと無料になる。因みに「愛上巴士」の発音はai(4)shang(4)ba(1)shi(4)、「i384」は、iは措くとしてsan(1)ba(1)si(4)。語呂合わせなのに結構違うな…。
先ほど乗って来たバスは台中交流道(IC)で高速を降りてから台中市街を縦断して駅までやって来るわけだが、そうと分かっていれば小型で窮屈なバスは交流道を出てすぐの朝馬で捨てて、一般路線バスに乗っても良かったのだが…。
適当にバスに乗り、適当なところまで行ってまた戻って来ようと考えるものの、台中は土地勘が無いのでとんでもないところに連れて行かれて戻るバスが分からなくなっては大変。駅と交流道を結ぶ中正路〜台中港路が台中のメインストリートで、この道路沿いに新光三越やそごうがあることだけは分かっている。来たバスがそちら方面だったら乗ろうと思っていると、経由地を書いた貼り紙に「SOGO」とあったので乗車。
さて乗ったはいいが、どこまで行くか。百貨店で食事というのもいまいち味気ないしブルジョワだ。やっぱり屋台がいいなぁと思いながら車窓を眺めていると、交差する中華路が屋台村(夜市)になっていた。よしここにしようと次のバス停で下車し、中華路まで戻る。
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今日は昼食をまともに食べていないので、2軒はしごしてこれだけ食べました。美味しかった。
因みにテーブルにはラー油のようなものがあり、辛いのは大好きなので試してみたが、辛いというよりしょっぱい。これは好きになれないし健康にも悪い。どこの屋台でも大抵これ。ラー油は安物で間に合わせているのだろうか。

食事を終えてまた無料バスに乗って駅まで行き、駅前の統聨客運のバスターミナルへ。
台北までは170元だった。狙い通り安く行くことが出来る。
次のバスは21:00の筈で、切符もその時刻に指定されているが、やって来るのが遅れに遅れ、乗車したのは21:25だった。始発なのに何故これほど遅れるのだろうか。
やって来たバスは当然3列シート。どうせ真っ暗だし、眠いのでまた寝てしまう。

2時間ほどで台北轉運站に到着。昨夜ここを出発してから丁度24時間で戻って来たことになる。

さて、もう日付も変わろうとしているが、これから宿泊先を探すという難題が待ち構えている。
台北車站の北側には安宿が多いという話なので片っ端から当たってみようと思うが、幾ら安くしたいと言っても亜熱帯故冷房だけは欲しいところ。トイレも洋式であって欲しい。
しかし事前にネットで調べたところ安宿と言っても1000元程度はするものらしく、なかなか台北の宿事情は良くない。果たしてどうなるか…と歩いてみると、まず出て来たのがこれ。
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夜に撮り忘れたので翌朝の写真だが、夜だと妖しいネオンが光って雰囲気満点。どう見てもラブホテルです。まぁ、台湾の場合はラブホテルと普通のホテルを兼ねたようなホテルが多いらしいが。
まぁラブホテルでも何でも、泊まれればいいので取り敢えず値段を聞いてみると、1400元だと。うーん、ちょっと高いな。
でも、部屋が良ければ費用対効果としては良いという判断も可能だ。そこで部屋を見せてくれと頼むと、駄目だと言う。流石に部屋も見ずに宿泊の判断は出来ないが、時間も時間だし他を探す面倒もしたくないという気もある。さてどうしたものかと逡巡していると、結局部屋の下見に連れて行かれた。

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うん、まぁいいかね。綺麗だし。
部屋とバスルームの仕切りが壁じゃなくてガラスというのが如何にも…だが、一人だから関係無い。風呂桶が無くシャワーのみだが、元々風呂嫌いでシャワーで済ませる方だからこれも問題無い。
LANケーブルまで来てる。ここへ来てノートパソコンを忘れて来たことが悔やまれる結果に。
お茶も用意されており、サービスは日本のホテルと同じような感じだ。
因みに朝食が付くそうだが、7:30からと遅い。明朝は電車が動き出すくらいに早く出立しようと思っていたのだが…。
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